お墓の建立には、霊園、石材店、寺院それぞれとのやりとりが必要になります。
しっかりしたスケジュールを立てて、行動しましょう。
【公営墓地】低料金で大人気!
都道府県や市町村など、地方自治体が管理・運営している墓地のことです。募集は随時行われているわけではありません。申し込み・問い合わせは、関西お墓.com(0120-085-354)まで。
公営墓地の最大のメリットは、なんといっても永代使用料や管理料が安価なこと。また、運営主体が地方自治体のため、宗教・宗派による制限がなく、また永続性も保障されているといえます。
希望者が多く競争率が高いため、ほとんど抽選になります。購入はかなり難しいといえるでしょう。また、その自治体の在住者であることや、遺骨・承継者の有無など、さまざまな契約条件があります
【民営墓地】宗派を問わず購入しやすいのが魅力!
管理・運営は、財団法人、社会法人、宗教法人から運営委託を受けた民間企業などさまざま。付帯施設や管理体制は、墓地により差があるようです。運営主体の 信頼性をはじめ、購入に際しては慎重に検討しましょう。新しく開園した霊園などでは、下見ツアー等が企画される場合もあります。
空きがあれば申込みは随時。また、宗教・宗派による制限がほとんどなく、墓地によってはお墓のデザインなどかなり自由に選べるところもあります。予算面で の折り合いさえつけば、購入しやすいのもメリットのひとつでしょう。遺骨の有無などによる申込み制限等もほとんどありません。永続性としても安心です。
公営に比べると、永代使用料・管理費などの費用はやはり割高です。また、石材店の指定など、墓地ごとに細やかな使用規定が異なります。
【寺院墓地】寺院管理で安心できます!
お寺が管理・運営する墓地のことで、そのお寺の境内内に墓地が併設されていることが多いようです。
一番の利点としては、手厚く供養して頂けるという点です。
大抵はお寺の境内にあり、朝夕、本堂からの読経が聞こえてきますので、安らかにお眠り頂けます。
永代供養制度もあり、後継ぎ(お墓守される方)が居ない方でも安心してお祀りして頂けます。
永代祖檀供養による為、無縁さんになる事がありません。
また、法要等は本堂で営めますし、頼めばいつでも僧侶が読経して供養してくれます。
お寺が管理している墓地なので、管理面も安心出来ます。
檀家制度も無いお寺もありますが、お寺の檀家になる事が前提となっている場合がほとんどなので、その場合は、宗旨・宗派が合うかどうかはもちろん、
そのお寺の住職にお寺の行事やお付き合いの仕方について確認しておいた方が良いでしょう。
同時に住職の人柄についても、長く信頼してお付き合いできるかどうかを
考慮に入れ る必要があります。
供養面、管理面がしっかりしている分、公営墓地、民営墓地に比べて、
永代使用料は、割高です。
特定の宗教・宗派の信者の方は、自分の属する宗教・宗派の基地を選ぶことになります。また、寺院墓地では、宗派の異なる方は原則として購入することはできません。宗教・宗派が自分に合っているか、まず確認を。ただし民営・公営霊園では、宗派を問わず購入できるところも多いようです。
お墓は高価な買物です。予算は十分に検討し、予算内から探しましょう。お墓の購入に際しては。永代使用料だけでなく、墓石費用、管理料、開眼供養のお布施などが必要です。永代使用料だけチェックするのではなく、購入時にかかる全費用と内訳について、あらかじめ見積もりを出してもらうとよいでしょう。
お墓は、これから長年にわたってお参りに通うところです。あまりにも自宅から離れていたり、交通の便が悪い場所では、お参りにいくのが面倒になってしまう心配があります。交通ルートや所要時間、駅からの距離など、お墓参りに行きやすいかどうか、良く検討しましょう。霊園内の水はけや日当たりも要チェックです。霊園内をスムーズに移動できるかどうかも、実際に歩いて確認しておくと良いでしょう。
霊園内の設備は、霊園ごとに大きな差があります。お墓は、これから毎年のようにお参りにいくところです。少しでも快適にお参りできるよう、駐車場やトイレ、休憩所、管理事務所など、諸設備についてもよく調べておきましょう。お年寄りや車椅子の方がお参りにいくことも考え、各設備をバリアフリーにしている霊園も増えています。また、園内で法要が営める施設を備えている霊園もあります。
各お墓の手入れは所有者の責任ですが、霊園内の掃除や見回りなどは、管理者が行ないます。現地を下見するときは、備品の管理や掃除が行き届いているか細かくチェックし、管理体制についても調べておきましょう。また、年間の管理費用や支払い方法も確認して。
墓地選びの第一条件として「水はけがよい」ことがあげられます。これは、墓石を湿った環境に置いておくのは石の劣化を早め、苔やかびなどを生えやすくさせてしまうためです。ですから、お墓は日なたを選んで建てましょう。また、日当たりのよい場所のほうがお墓参りをする時にも気持ちがよく、何度も足を運びたくなることでしょう。
【お墓の構造と各部分の名称】
お墓の構造に決まりはありませんが一般的には図のような構造になっています。